童貞がエイズ検査を受けた話

2012年10月04日 / 日記

2012年8月某日。
僕はエイズ検査を受けていた。童貞だけど。

なぜエイズ検査を受けるのか?

ここでその事は詳しく話さない。読み進めていけば察することができるだろう。
とにかく黒の可能性は限りなく少ないだろうが、エイズ検査を受けてみようと思ったのだ。

どこでエイズ検査を受けるのか?

インターネットで調べた結果、僕が住んでいる地域では無料で検査をしてくれる施設があることが分かった。
当然、そこで検査をしようと決める。
普通に病院などで検査すると大体8000円くらいかかりそうだ。

検査当日

電話で予約すると、指定の時間に指定の部屋に来てください、とのこと。
匿名で予約可なので名前は名乗らなかった。

検査当日。
少し広めの部屋に入ると病院の相部屋のようにカーテンで仕切られている。足元が見えていたので先客がいることも分かった。
カーテンに番号が振ってあり、指定された番号の所へ入る。学校の職員室にあるような机と椅子があり、一枚の紙が置いてあった。
どうやらこれは問診票らしく、記入することにした。


Q. 最後に性行為があった日から何日が経っていますか?
A. 4ヶ月くらい。

Q. 性行為の際に避妊具(コンドームなど)は使用しましたか?
A. 使わなかった。

Q. 性行為をした相手の性別は?
A. 女性。

Q. 性感染症の既往歴は?
A. 淋病

などという感じである。まぁ、その、そういうことだ。


問診票を書き終えて、しばらくすると「失礼します」という女性の声と共にカーテンが開かれた。

自分と同い年くらいの小西真奈美さん似の女性が登場し、少し動揺してしまった。(以下、小西さんとする)
勝手に自分が男だから男性スタッフが来るだろうと思い込んでいた。
よくよく考えれば、検査を受けに来るのは男性だけではなく女性もいるからだろう。

問診票を渡し、別室へ移動する。ここで軽い問診と採血をするようだ。

「今、ちょっとクーラー止まってて……。暑いですよねー。ごめんなさい!」
「あ、いえ、大丈夫です」

窓を全開にしたり扇風機の位置を調整したり、広くは無い部屋の中をちょこまかと動き回る小西さんと、ぼけっと座っている僕。
暑い夏の日であった。


さて、扇風機のセッティングも終わり小西さんと机を挟んで対面同士に座り、問診が始まった。
記入してある事を1つずつ確認していく形式で進んでいく。

分かられて苦しい

「性行為の時、コンドームは使わなかったんですか?」
「えーっと、使うような行為じゃなかったというか……はい」
「ん~……そうですかー。はい。分かりました」

ぐぬぬ……。

分かられて嬉しい

「淋病に掛かったんですか!すごく痛いって聞きますよ!痛かったんじゃないですか?」
「えっ、あ、はい。ものすごく痛かったです」
「大変だったんですねぇ……」
「そのー、それになったので、検査を受けてみようと思ったんです」
「そうだったんですねぇ……」

まさか、可愛いお姉さんと淋病の辛さについて話をする日がくるとは。
誰にも心配されなかったので、深い慈愛に満ちたその声(僕にはそう聞こえた)がとても嬉しい。


ここでエイズに関する冊子などを見ながら少し説明も受ける。

・検査を受けるのは3ヶ月以上たってから。
・ごく稀に陰性でも陽性と出てしまうことがある。その場合は再度、病院で検査を。
・淋病に限らず性感染症にかかった状態というのは、性器の粘膜が壊れるためにHIVに感染しやすくなります。
とにかくコンドームを使ってください。(何回も言われた)
・HIVウイルスに感染すると免疫力が低下し、普通ならかからないような病気にかかってしまいます。
 何て言ったかな……、とにかくムズカシー名前の病気が23個あって、それにかかると「エイズ発症」と診断されます。
(参考リンク:後天性免疫不全症候群:発病期
(つまり「HIV」とはウイルスの名前で「エイズ(AIDS)」とはHIVウイルスによって免疫力が低下し、ムズカシー名前の病気が発症してしまった状態ということ。僕は区別がついていなかった)

などなどである。とても勉強になり、問診は終了した。

採血。そして検査結果説明へ

「中々、出てこないですね。上手くいくかな。ちょっと待ってください。あ、立派なのが出てきました~!

ちょっと焦りぎみ、か~ら~の立派な静脈を見てニッコリする小西さんと、邪な妄想をしている僕。どうしようもない。
きゅーっと1本取って終了。結果が出るのは1時間後とのことなので、最初の部屋に戻り待つことにする。

陽性だったらこれからの人生どうしよう。いや、大丈夫なはず。いや、でも……。
悶々としながら待つこと1時間。小西さんに呼ばれ、先ほどの部屋を戻る。


「今回の検査の結果は『陰性』でした」


は~、本当に良かった。
「これからも気をつけてくださいね」という小西さんと笑顔でお別れし、僕の初めてのエイズ検査は終わった。

終わりに

もし、この記事を読んで気になった人がいたら、ぜひ近くの病院などで検査を受けてください。
他の地域は分からないけれど、僕の所のように無料で検査してくれる施設もあるかもしれない。

HIVウイルスに感染しながら、数十年も潜伏しエイズと診断される病気になってから初めて判明するケースもある。
もし、その間に性交渉があったらどうなるか。
やはり自分だけじゃなく、例えば愛する人も感染させてしまうかもっていうのはとても怖い。童貞だけど。

今回は少しネタっぽい感じに書いたけど、「陽性」だったら全く笑えないことになっていたのは確かだ。
現在の医学では感染したHIVウイルスを完全に治療する方法は見つかっていない。
それでも、「エイズ発症」を遅らせることは可能になってきている。
小西さんも力説していた。とにかく早期の発見が大事であると。

日常的に性交渉している非童貞と非処女の皆さん、
そして思い当たりがあるかもしれない不幸な童貞の皆さんも、どうぞよろしくお願いします。

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