今までの人生でもっとも拍手した日 -坂本真綾 LIVE TOUR 2011「You can’t catch me」-
心が震える音楽体験が、そこにあった。
6月3日に行われた、『坂本真綾 LIVE TOUR 2011「You can’t catch me」』に行ってきた。
このライブ元々は4月23日の予定が震災の影響で延期に。
今年一番にガッカリした出来事であった。
18時に入場して、物販で衝動買いなどをしながら待つ。
そして、19時にスタート。
「うおぉーーーーー!小さい!見えねぇ!」
僕の席は二階中央ちょい左で、ステージまでかなり遠く、身振り手振りしか分からなかった。
そこにいるのが実は別人だったとしても気づけなかったろう。
僕の近くにいる人で双眼鏡を用意している人がいて、今度から自分も絶対に持ってこようと固く誓う。
さて、セットリストである。
1.eternal return
2.秘密
3.DOWN TOWN
4.スピカ
5.美しい人
6.みずうみ
7.ピース
8.ボクらの歴史
9.手紙
10.キミノセイ
11.ねこといぬ(Instrumental)
12.Remedy
13.悲しくてやりきれない
14.ムーンライト
15.ユニバース
16.風待ちジェット~kazeyomi edition
17.Private Sky
18.Get No Satisfaction!
19.マジックナンバー
20.光あれ
21.トピア
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22.I and I
23.stand up, girls!
24.everywhere
25.ポケットを空にして
最初は周りの人も席に座っていたので、右にならえの日本人として合わせていたが、
「DOWN TOWN」あたりから、これまた右にならえでスタンディング。
手拍子したり、体を揺らしてみたり、腕を振り上げたり。
隣にいる人のリズム感がちょっと残念な(かなりの頻度で交互に手拍子していた)のを横目に見ながら、リズム天国をやっていて良かったと強く思う。
ノリが良い曲はひたすらに楽しかった。
「風待ちジェット」から「マジックナンバー」の流れ。
武道館ライブBDで見た「風待ちジェット」のサビ「この手を~」部分の振りを、実際にやれて嬉しかった。
「stand up, girls!」では「スタンダップガールズ!」と叫びながら手を振り上げる。
僕、男の子なんだけどー、などと思っていたら、坂本真綾が「男の子も歌って~!」と言ってきて吹き出したり。楽しかった。
そういう曲とは別にしっとりとした曲もライブにはあって、それがまた、ひたすらに感動してしまう。
「悲しくてやりきれない」から「ユニバース」までは、演奏はピアノ一本で、あとは歌声のみ。
だからこそ、声がよく聞こえて、本当に感動だった。
少し前に桑田佳祐のライブDVDを見たとき、観客に泣いている人がいて、「一人でしんみり聞いているわけでもないのに、ライブで泣くとかあるの?」とかちょっと思った。
そんな自分が涙ぐんでいた。「ユニバース」と「光あれ」は特に好きな曲なので、泣き笑いみたいな、人に見せられない表情になっていたと思う。
ラストの「ポケットを空にして」は知っているところ全部歌ってくれとのリクエストが入って、大合唱で締め。音痴だろうが関係ない!
もう本当に、このライブを観ることができて良かった。
またライブがあるときには高性能双眼鏡を用意して参加したい。
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